私のお気に入りの映画は『プラダを着た悪魔』。
ド定番の映画。
ヒューマンドラマと言えばすぐに名前が挙がるぐらい有名な映画なんじゃないかな。
この映画を初めて見たのは、小学生の頃。
冴えない主人公が綺麗になって、
バリキャリウーマンに変わっていくのがすごく印象的でした。
私もこんなふうに働きたい。そんな感想を持ってた気がします。笑。
今見返してみると、見る部分が全く違ってて、
もちろんパリのオシャレな雰囲気やアン・ハサウェイの美しさに釘付けになっちゃうんですけど、仕事仲間、恋人、友達だったり、主人公の周りの人達の言動が刺さるようになりました。
1番印象的なのは、主人公が同僚に仕事への不満をこぼすシーン。
自分は十分頑張っているのに、その頑張りを上司に評価してもらえない。
と話す主人公に対して、同僚が放った言葉が、
「君は努力していない。ただグチを並べてるだけだ。甘えるな。彼女は自分の仕事をしている。」
私が望んでいた仕事じゃない。
次の仕事が決まればすぐに辞めるつもりだから、この業界に染まるつもりはない。
って思っていた主人公が変わるきっかけになった言葉です。
自分の考え方の甘さや、同僚の仕事に対する誇りやプライドが感じられる部分だと思います。
この映画はとても学びの多い作品。
自分自身に当てはまる部分も多くて、毎回ドキッとさせられてます。
1つ1つの言葉が真っ直ぐで、登場人物達の飾らない姿がすごく好きなんです。
プライドと誇りを持って、何かに全力で取り組む姿は、
やっぱりかっこいい。
私もこんな大人になりたいと思う作品です。