自由であり続けるために捨てるべき50の本を読んでみました。
この本は、タイトルのように自由であるために20代で捨てるべき50のことが著者の実体験をもとに綴られています。
私が印象に残ったものを1つだけ紹介しようと思います。
テーマは人間関係について。
ちっぽけな反骨心を捨てる。
伝統的なマナーを身に付けろ。
というメッセージ。
マナーは身につけなければいけないものなのか。なぜ必要なのか。そんな疑問に答えてくれて、マナーの大切さについて教えてくれる内容が書かれています。
”自由に生きている人こそ、伝統的なマナーを身に付けているもの。100年以上大切にされた礼儀作法には、人間関係がギクシャクしないための先人の知恵が凝縮されている。”
この著者の言葉が好きで、私のお気に入りの部分です。
この言葉を読んだ時になぜかしっくりきたものがありました。
マナーに厳しい社会を窮屈に感じていたわけでもないのに。
私にとってマナーに対する認識は、社会に出た時に恥をかかないように身に付けなきゃいけないものでした。完璧なマナーを身に付けないといけないと思い込んでて、無意識のうちに常にアンテナを張ってるような感覚がありました。
マナーを重んじることは良いことだと思うんですけど、マナーに意識を向けすぎると表情や言葉とかが固くなっちゃうんですよね。
礼儀正しいと思われる反面、壁を作ってしまって相手との距離が中々縮まらなかったり。他のことに意識が回らなかったり。
著者は、マナーの基本の型を身につけることの大切さを説いてるんじゃないかなと思います。基本の型を身に付けさえすれば、どんな場面にでも対応できるし、ずっと気を張ってる必要もない。自然体のままでいられることを著者は自由なんだって言ってるような気がします。
それに、自由になるためって考え方を変えればマナーに対して窮屈さを感じていた人も前向きに捉えれそうじゃないですか?
こんな風にこの作品は、少し見方を変えるだけで生活や生き方さえも変えることが出来るんだって教えてくれる1冊になっています。
気になった方はぜひ読んで見てくださいね。